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Project TB

ケイタイが世に広まって20数年になるだろうか。あっという間にポケベル、公衆電話に代わる通信手段となった。それと引きかえに街のいたるところにあった公衆電話は姿を消し始めている。

学生の頃、田舎からでてきた私にとって家族や友人との通信手段は主に公衆電話であった。特に赤い屋根の公衆電話ボックスはよく利用していたので、今でも見知らぬ街で思いがけず見つけるとニンマリとしてしまう。逆にほんのちょっと前まではあったはずなのに、いつの間にか跡形もなく撤去されていると愕然としてしまう。

このプロジェクトは時代の移り変わりと共に消えつつある公衆電話を街の風景として記録していくものである。

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